ソラノテ

プログラミングと日常

intel oneAPI での Fortran, MPI のコンパイル&実行までの方法

intel oneAPI での Fortran, MPI のコンパイル実行までについてまとめます.

想定環境

OS: CentOS7

Step 1

OpenCL のインストール

Intel Graphics Compute Runtime for OpenCLをインストールします.

OpenCLのインストールをしていないと,後で intel oneAPI で色々とインストールする際に警告が出ます.

$ sudo yum install intel-opencl-icd

(yum コマンド効かなかったかも,intel のサイトから DL してきた気もする,あとで修正します.ごめんなさい.)

Step 2

intel oneAPI のインストール

参考にさせていただいた website

intel_software:oneapi:インストール [コンピュータ関係の雑多な記録]

事前に intelwebsite から Base ToolkitとHPC Toolkit をダウンロードしておく.

MPIによる並列計算をしたい場合やFortranを使いたい場合は Base Toolkit + HPC Toolkit の両方が必要です.

おまじない (あんまり意味がわかってない)

$ sudo yum update

$ sudo yum upgrade

$ sudo yum -y install cmake pkg-config build-essential

Base Toolkit のインストール

$ sudo bash ./l_BaseKit_<download した version >.sh

GUI が立ち上がるので,指示に従ってインストール.

$ sudo bash ./l_HPCKit_<download した version >.sh

GUI が立ち上がるので,指示に従ってインストール.

Step 3

パスの設定

次のコマンドによって環境変数が設定され,パスを通すことができます.

$ source /opt/intel/oneapi/setvars.sh

毎回打つのは面倒なので,次のようにbashrc に書けば自動的に読み込んでくれるようになります.

$ vi ~/.bashrc

bashrc の好きな位置に下記コマンドを挿入.

$ source /opt/intel/oneapi/setvars.sh

補足

サーバーで複数のユーザーが使っている場合は,次のようにやると便利かも.

あんまりいい方法ではないかも,いい方法があれば教えて欲しいです.

共有の basrc の設定ファイル (?) に次のように書き込む.

$ sudo vi ~/etc/profile

bashrc の好きな位置に下記コマンドを挿入.

$ source /opt/intel/oneapi/setvars.sh

パスの確認

$ ifort -v

$ mpiifort -v

どちらもバージョンが表示されれば,OK.

参考

GUI でインストールする際は次の記事が参考になります.

Intel oneAPI Base Toolkit + HPC Toolkit (Intel Fortran)のインストール(Linux版) - Qiita